放射線治療の進歩はめざましい。保険適用も広範囲に

正常細胞への影響を減らす

放射線治療の進歩は目覚ましいものがあります。ほとんどの化学療法と違い、放射線治療の場合は、正常細胞への影響を最小限にしやすいところが評価されていますね。一方向から当てると細胞への影響はそれほど大きくありませんが、何方向からも当ててピンポイントで一点に集中するようにすると、そこを破壊することができるようです。その一点ががん細胞だったら、非常に効果が期待できます。正常細胞は通過点となり、影響はゼロではないものの、許容範囲とされます。

保険の適用も広がっている

年々、高精度放射線治療の保険適用範囲は広がっているようです。保険適用が可能であれば、自己負担の上限は決まっているので、利用しやすくなります。民間保険会社では、保険適用されない高度先進医療に対して治療費が出る保険を販売しています。あらかじめそのような保険に健康なうちから入るのは、なかなか難しいことでしょうが、入っていて、自己負担まったくなしに、最先端治療を受けている人もいます。民間保険の有無で、天と地の開きがあるでしょうね。

先端治療は評価が定まっていないが

先端治療は実例数が少ないため、効果が判明しているわけではなく、評価が定まってはいません。しかし、座して死を待つなら、とそうした治療を希望する人は多いでしょう。何も打つ手がない状態なら、治験でもかまわない、となるのは当然です。怪しげな民間療法にでさえ、頼りがちになるのですから。わらにもすがるという状況でしょうし、同じわらなら、医者がやっているほうを選びたくなるものです。医者には、しっかりとしたインフォームドコンセントが求められます。

がん先端治療の成功率は、各医療機関や研究機関の医師の経歴に大きく依存することがあり、初めて治療を受けるにあたり、各分野の実績を持つ医師に相談をすることがポイントです。